
気が付けば早いもので、今年も残すところ二か月とちょっとですね。
2020年はコロナや総理大臣交代、アメリカ大統領選などでニュースに釘付けの日々でした。
これまでニュースに無関心だったせいで、GDPとかWHOとかアルファベット3文字の略称が出てくると「あれ?」と一瞬混乱してしまいます。
正式名称をスラスラ言えたらカッコいいですよね。
そこで、今回は正式名称を言えたらカッコいい名前を皆さんにお一つご紹介したいと思います。
LPSはインフルエンザ予防になる⁉︎
「LPS」という名前は聞いたことがありますでしょうか?
正式名称を「リポポリサッカライド」というのですが、日本語では「糖脂質」だそうです。
「LPS」ってなに? と聞かれて、「リポポリサッカライド」とすかさず答えられたら見直されること間違いなしです!
そんなこと聞かれないよ、と一刀両断されてしまうかもしれませんが、「LPS」は覚えておいて決して損はありません。
インフルエンザの流行期に入る前に、ぜひご紹介しておきたい存在なのです。
皆さんは、インフルエンザの予防ワクチンは接種されますか?
今年は是非とも受けておきたいところですが、私は昨年、受けたのにかかりました…
ウィルス型の違いなど、さまざまな要因が指摘されますが、「アジュバント」の併用がワクチンの効果を高めてくれるという話を聞いたことがありますでしょうか?
「アジュバント」とは、ラテン語の adjuvare(助ける)を語源に持ち、ワクチン等の主剤の効き目を増強したり補助したりする役割を持つ補助剤のことです。
「LPS」は、インフルエンザワクチンの効果を高めるアジュバントとして注目されています。
また、インフルエンザAウィルスに関しては活性を抑える効果もわかっているそうです。
LPSの正体
ここまで「LPS」についてなんとなく駆け足でご紹介してしまいましたが、そもそもの正体はまだご説明できていませんでした。
ここからは、「LPS」の正体について詳しくご紹介していきたいと思います。
なんと「LPS」は細菌の成分だそうで、したがって細菌が住む土壌や海に存在しています。
野菜や海藻などに付着していることから、私たちは知らず知らずのうちに「LPS」を口から摂取しているのです。
「LPS」は細菌の細胞壁外膜の成分であり、糖と脂質が結合した構造から日本語では「糖脂質」と呼ばれます。
野菜や海藻から摂取できているなら問題ないじゃないか、と思ってしまいますが、近年私たちが経口摂取する「LPS」の量はここ数十年で激減しているのです。
それは、衛生環境がよくなったことや化学肥料、農薬の使用により細菌自体が少なくなってしまったことに因ります。
花粉症をはじめ、アレルギーの人が倍増している要因は、まさに「LPS」の自然摂取が減ったこととも関係が深いようです。
残念ながら今回はほんの一端しかご紹介できませんでしたので、次回も引き続き「LPS」の働きについてご紹介をさせていただく予定です。
ここまでで興味を持っていただいた方は、すこやか長寿でも「LPSサプリ」を販売しておりますので、ぜひコチラもご参照いただければと思います。
次回の内容を先取りしてしまいますと、「LPS」は“免疫のビタミン”と言われるくらい免疫の活性には欠かせないものだそうです。